うつ病のマネジメント

うつ病の患者さんの大脳を、オステオパシーの方法で触診すると動いていないことがわかります。

肩こりや腰痛、そして内臓の治療をしながら、生活のパターンの改善をコーチングすると、大脳の動きが活性化します。
まず、うつ病の人に多いのは、身体症状(例えば肩こりや頭痛)がうつ病によるものであると原因を一つにしていることです。
必ずしも、肩こりがうつ病のみが原因ではありません。
通常の肩こりの治療で改善することがあります。
そのことで、身体症状と心理症状を分離できます。
心理症状である落ち込みも、生活パターンを変えることで、変化していきます。

多くのうつ病の患者さんは、朝起きられません。
そのまま午前中を寝て過ごしてしまう事によって、自律神経が副交感神経(夜型の自律神経)優位のまま一日が終わってしまいます。
そうすると、さらに体内時計が狂って朝起きられないという悪循環にはまります。
その生活が自己否定に繋がります。

そこで、どんなに眠くても一度朝起きて、日の光を浴びます。
そのことで体内時計を調整するメラトニンという脳内ホルモンが分泌されます。
そしてどうしても眠かったら、昼寝をすることを奨めます。

さらに、午前中に軽い散歩を奨めます。これは交感神経を活性化し、スッキリした気分になります。
身体症状を調整しながら、生活パターンを変えることによって、大脳の動きが活性化します。