【うつ病患者さんの事例】大学へ通学はしたいけれど、通学できない…<Case1>

うつ病カウンセリング 19歳男性
大学1年生は、希望に満ち溢れ未来に向かって最高にモチベーションが上がっている時です。しかし朝が起きられず、大学への通学電車に乗ることを考えると憂鬱な気分になります。両親からは心配され、学校の先生からも心配されます。今回のNさんはこの症状をどのように解決したのか?カウンセリングから2カ月後にお父さまからご報告を頂きました。そのメールもお読み頂けたらと思います。
ご相談者さまの簡易プロフィール
年齢:19歳
職業:大学生
家族構成:両親と都内マンションに同居
兄弟関係:4つ上の姉は新社会人1年目
ご相談者さまの状況
第1希望の大学に合格するもうつ病で、通学が困難になり、学校も休みがちになる。
大学そのものは、楽しく通学するも、気分の落ち込みと体調が不安定で、本人も悩んでいる。
Nさんは大学に普通に通学して、必要な単位を取って進級したいとは思うものの、
• 朝起きられない
• 気分がいつも晴れない
• 肩こりや頭痛がひどい
• 自分の未来が不安になる
等を考えると、学校を休んでしまう

Nさんのお父さまとは知り合いのため、お父さまのご紹介で相談にみえる。
そして以前からの知り合いであるため、野球などの話を聞く機会があった。
話を聞く限りNさんの状態は、身体症状と心理症状を繋げてしまっているために起こっていると考えられ、またお父さまのお話しでは、すごく頑張り屋で消耗するまで、なんでもやってしまうというパターンがあった。
今までのNさんは、症状が強い場合、ご両親と相談しながら、体調管理しながら受験にも合格した。
お父さまはNさんが幼いころ、厳しく育てたため、「良い子になり、頑張らなければならない」という事を自分自身に課すことを無意識的に決めていました
Nさんの話を聞いていると、「お父さんに認められるために頑張らなければならない」という思い込みを踏まえながらカウンセリングしていくことになった。

カウンセリングでの対応
Nさんだけでなく、ほとんどのうつ病患者さんが、
身体症状と心理症状を混在して全てうつ病のせいだと思い込んでいる。
そして、自分の考えは正しいとも思っている。
そこでまず、身体症状と心理症状を分けて認識してもらう。
その上で、無意識的に決めてしまっている「お父さんのために良い子で頑張る」という思い込みをアップデートする

思い込みのアップデートの基本
・思い込みを排除するのではなく、感謝する
・思い込みの奥にある価値観を見つける
・思い込みを持っていても、他の行動の選択肢を見つける
を説明。

これは、NLPという40年前から開発された問題解決法で伝えられていて、
そのNさんの状況に合わせ、実際に行えるようにワークとして行う。
今までの彼の行動パターンを検証すると、
Nさんは、今までの自分の行動パターンは、
燃え尽きるまで頑張るやり方であったこと、
そしてそのやり方は、身も心もボロボロになることに気づいた。
Nさんが無意識にバランスの良い行動を取れるように、Nさんの気持ちを尊重しながら、Nさんが大好きな野球をモチーフにしたワークをしたところ、「頭じゃ分からないけど~~、すげー」と言いました。
その後、大学には毎日通学できるようになり、お母さまから感謝のメールを頂きました

このようなケースでは、
意識的に思いこみを変えようとすると無理が生じるので、無意識的に自然と変化が起こり、意識が分からないようにすることが重要となります。
そして同時に、
身体のケアを、どこでも良いので受けるように奨めました。自分が気にいったマッサージをしてくれるところで肩こりを改善し、頭痛の起こる頻度を減らすことで、気分の落ち込みが起こらないようにすることと、マッサージを受けている間にリラックスして、燃え尽きそうになることを抑制することを伝えました。

カウンセリング後の状況
大学には今現在、通学し、休んでいて取れなかった単位は、教授にレポート提出で単位が取れるように本人が教授と交渉して、無事進級できました。
春休みになり、バイトや遊びを楽しんでいるようです

Nさんのお父さまからのメール
学年末テストの時は
体調を崩し、心配しました。
テストを一つ落としました。
結果的にレポートは全て出せたのと追試の代わりに教授がレポートで対応してくれて、無事進級が決まりました。

諦めるのではなく、
教授に連絡してみて、自分で交渉し、事態が好転しました。

これは○か×かといつも二択で考えてしまう息子には学びだったと感じています。
「ちゃんとできない…」と思うとすぐに諦めてしまう。
「いい子でないと評価されない」など

いろいろな思い込みが息子の中にあると感じた二ケ月でした。
今は春休みに入り、バイトにスノボー、遊びに草野球に楽しそうです。

上記のようにカウンセリングが終了した2カ月後、Nさんのお父さまにメールを戴きました。
そしてご協力をお願いし、許可を頂きまして、
以下に掲載させて頂いております。
もしあなたがうつ病で、薬があまり効かないことでお悩みでしたら、
そのお悩みの解決の糸口が、
Nさんのように見いだせるきっかけになるかと、
参考になさっていただけたらと思います。