【閉所恐怖症患者さんの事例】東日本大震災以来涙が止まらない…<Case3>

閉所恐怖症カウンセリング 28歳男性
社会経験を積み、これから会社の主力となって働ける年代になっているはずが、地震のたびに涙が止まらなくなってしまい、また狭い場所に入ることができない。精神科で閉所恐怖症と診断され、来院されました。
ご相談者さまの簡易プロフィール
年齢:28歳
職業:会社員
家族構成:独立し、両親が東北に在住
兄弟関係:一人っ子
ご相談者さまの状況
子供の頃に阪神大震災に遭遇し、閉所が苦手になり、2011年の東日本大震災にも被災して、不安感と喉のつまりを訴える
仕事は、順調にスキルを高め、キャリアも上がり、楽しい。
Bさんは仕事をもっとやりたいとは思うものの、
• 地震が怖い
• 閉所が怖い
• 地震が起こると涙が止まらない
• 自分が弱っていると感じる
等を考えると、頭の中がグルグルしながらも仕事には行っている

東日本大震災以来身体的、心理的不調が始まる。
周囲の人が地震の話をすると涙が溢れ「弱い自分が嫌だ、自分だけが大変じゃない」と話してくださいました。
大きなショックを2度も受けているので、楽しくてゲーム感覚で行えるワークで対応しました。
カウンセリングでの対応
天災によって、悲惨な目に合う事は誰にでも可能性があります。しかし、そこで体験することは、多くの場合大きな精神的な傷になり得ます。
そして、時間と共にその傷は癒え、日常生活において気にならなくなりますが、あまりに深い傷は、何かがきっかけになって再発することもあり、心理的にも身体的にも大きなストレスになります。
「肯定的な感覚と感情を増やすワーク」を行いました

肯定的な感覚と感情を増やすワークワークの基本
・問題にフォーカスしない
・ユーモアと笑いが大切
・その場で生まれるアイデアや気持ちを大切にする
を説明。
これは、NLPという40年前から開発された問題解決法の中でも近年開発された最も新しい方法でBさんの状況に合わせ、実際に行えるようにワークとして行う。
今までの彼の言動パターンを検証すると、「自分は弱い」と言う言葉に表わされてるように自己肯定感に傷が入ってしまったままに見えました

Bさんが「自分が対応できる」という新しい自分に出会えるように、Bさんのアイデアや気持ちを尊重しながら、Bさんの創造性や柔軟性を承認していきました。最後は「楽しいですね」と言って終了しました

このようなケースでは、
あまりに大きなトラウマをそのまま扱うよりも、ご自身で対応できる能力があることに気がついてもらうことが重要になります。
カウンセリング後の状況
仕事には今現在、普通に出勤し、スキルとキャリアアップを自分のペースで行っています。
その後、職場の上司の方に様子を聞くと涙を流すことはなくなったそうです。

そしてご協力をお願いし、許可を頂きまして、
薬があまり効かないことでお悩みでしたら、
そのお悩みの解決の糸口が、
Bさんのように見いだせるきっかけになるかと、
参考になさっていただけたらと思います。